ゴールドコーストはすっかり秋模様。
陽が落ちるのが、早くなりました。6時半には電気をつけなくてはなりません。
夏が終わると、なぜか寂しい気分になるのは、日本人の癖でしょうか?

今日は、先日のドキュメンタリー番組で取り上げられていた、まさかの事実を紹介することにします。

肥満大国オーストラリア。
国を挙げて、野菜・果物の摂取を推奨しています。
一日これだけ食べましょう!というCMが流れるくらい。
ナチュロパスの私も、”野菜は食べられるだけたべなさい”
といつもアドバイス(処方)します。
そんななか、果たしてこのアドバイスをして良いものかと迷わせる報道がありました。
なんとなくはわかっていたけれど、まさか本当にこの国がそんなに遅れていたとは驚きでした。

他の先進国ではとうの昔に禁止されている農薬を、この国では使用禁止になっていないというのです。今でもそれを使い野菜、果物、穀物、ナッツ等を栽培していると。

ここ、ゴールドコーストから北へいった、サンシャインコースト。
まだまだ自然にあふれ、農家もたくさんあります。
そこに住居を構え、20年以上、魚の養殖をしているお宅があります。馬や犬、アヒルなど動物も飼っています。

農地と隣接しているそのお宅。最近、大きな異変に気づきます。動物たちが次々と異変を起こし、死んでいき、養殖をしている魚も、頭を二つ持って生まれてきたり。飼っている犬は体の震え、目の痙攣を起こし、立ち上がることもできなくなりました。

そして、そこに隣接する農地ではマカデミアナッツを栽培しています。よくよく観察していると、この農地をもつ農夫がやってきては、そこで栽培しているものに農薬をまいています。風向きによっては、隣接する家にすべて舞い込んできます。調べた結果その農薬はendosulfanエンドサルファンという強力な殺虫剤とCarbendazimカルベンダジムという防カビ剤。日本を含む世界62カ国では人体と環境への影響を考え、使用することはもとより、販売することを違法とされているものです。科学者を使い調査した結果、やはり隣接する農地で使われた、化学製品が原因であると証明されました。

オーストラリアは健康にも環境にも無関心なのでしょうか?

アボカド、ポテト、ピーマン、トマト、ブロッコリー、カリフラワー、ナスどれも毎回マーケットで仕入れる私の大好きな野菜。これらは通常、エンドサルファンという殺虫剤が使われて栽培されます。ほとんどの人が大好きだと思われるイチゴも、防カビ剤カルベダジムが使われています。ほとんどの人はこの事実を知らずに、野菜、果物は体にいいと毎日口に運ぶものです。
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スーパーに並ぶ、缶詰やパックになった製品にはラベルが必ずついていて、どんなものが使われたか表示されています。野菜、果物、ナッツ類はどうでしょう?どんなものを使用して栽培されたかというのは当然表示されていません。

これらの化学製品は奇形児を生む原因になると知られています。カルベンダジムは胎児に影響があるとよく知られたことだといいます。

カルベンダジムの副作用に、目がない魚が紹介され、人体に影響があったケースとしては、イギリスで、ガーデニングにこのカルベンダジムの入った製品を使用していた家庭で、目のない子供が生まれたことも紹介されていました。何も注意書きがなかったために、防カビ剤として、バラやリンゴの木、家庭菜園に利用していたといいます。

この障害を持って生まれたお子さんは、すでに24歳になっていますが、目がないということだけではなく、脳に障害もあり、脳下垂体が機能しないために、生殖活動が機能することはありません。

これにつづき、インドのカシューナッツ栽培農地も紹介されました。
長年にわたり、防虫剤をはじめさまざまな農薬が使われてきました。それは丘を下り地元に供給される水に至りました。地元の人は、人体に影響はない、と説明されましたが、それは事実とは異なりました。人々はゆっくりと毒されていったのです。神経、皮膚、精神の異常、癌、奇形、脳性麻痺、肝臓異常。すべてがカルベンダジムによる副作用です。5年前に農薬使用を禁止され、政府からも賠償金をもらったようですが、奇形をもって生まれた人たちは一生付きまとう苦悩からは開放されることはありません。

前出のサンシャインコーストの観光地でも有名な、ヌーサという町。そこの飲み水からも、このカルベンダジムは検出されたといいます。
この報道に意見した農夫もいました。
「ずっと農家で育って、農薬を使っているけれど、私は誰よりも健康だ。」

農家も野菜が育たなければ生活していけませんからね。世の中なんでもお金なのでしょうか。こういうところでも、「自然の摂理」が壊れてしまったように感じますね。人の口に入るものを栽培している意識はもうないのでしょうか。それも農家のプライドなのではないのかな。。。

こんなことを知ってしまうと、野菜を口に運ぶのが怖くなります。オーガニック野菜も売っていますが、それもどんなところで育っているかはわかりません。その農家が薬品を使わなくてもそこに隣接するのうかはどうでしょう? 風に乗って薬品が流れてきているのでは?オーガニックという規定がはっきりしていないこともありますし、本当にオーガニックなのかどうかも信用できないと思うこともあります。

余談ですが、このオーストラリアという国、製品の規定とかはないんでしょか?これはどう見ても事故米でしょっと思われるものも平然と陳列されていますから。米だけでなく野菜も形も大きさも不ぞろいのものばかり。こう見ると日本は食べ物にとても誇りを持っている国だなっと感じます。。。っと裏返すと農薬が多く使われているのかもしれない。。。と心配はつきません。

そう考えると何も食べられなくなってしまいます。

買った野菜は必ず、よーーーく洗う!

と、そんなことはよくわかってますね。
重曹やレモン、お酢などを使って洗うと表面についた農薬が落ちるといいます。でも、農薬は中に浸透しているんじゃないか。。。なんて思いながらも、何もせずにいられない私は、気休めながらも、野菜は料理する前に手を加えるようにしています。

アップルサイダービネガー、日本で言うとリンゴ酢でしょうか?を使います。シンクに水を張り、おおさじ3杯。5-10分つけておきます。ポテトやにんじん、セロリなんかは野菜ブラシでゴシゴシ。あとはすすいだら、フレッシュ野菜の準備完了。過酸化水素を加えるとよりいっそう安心だそうです。

農薬被害からは無縁でいたい!でも野菜はやっぱり食べたい!
無農薬家庭菜園で豊富に収穫できるまでは、野菜洗いをがんばることにします。

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追記:夏の初め、たくさんのチェリートマトを収穫できました。そのトマトの甘いこと!そうだ、トマトって果物と言われるだけあって甘かったはず。それをおもいだしました。味のない野菜ばかり食べているということに気づかされました。幸いQLD州は天気に恵まれ、年中、野菜の上時期です。土を買わなければいけないなど面倒さはありますが、また、野菜を作りたいと思います。



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シドニーの日本人ナチュロパス(自然療法士)



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