2週にわたって放送された、イギリスのドキュメンタリー番組、"Super Skinny Me" 夜10時半からと、オーストラリアの時間では遅い時間に放送されていたので見られた方は少ないかもしれませんね。

オーストラリアでは通常皆さん、9時半にはベッドに入られます。
特に、ゴールドコーストのような田舎はこの傾向が強いです。
11時までなんて起きてたら夜更かし!
これは私が始めてオーストラリアに来た17年前から変わらない風習で、日本育ちで夜型の私にはなかなか慣れません。。。

話を元に戻して。。。
イギリスに住む女性、に限らず西洋・東洋ほとんどの国で、”やせていれば私はもっときれいで魅力的”っと思う女性は80%にも上るといわれています。私が見るところでは、やはり、特に食文化のない国=英語圏の国で、肥満傾向に比例し、やせたい願望が強いようです。

この番組は、イギリスでは大人の平均的なサイズといわれる、服のサイズは12号を00号まで5週間で落とすというもので、二人の女性が、どんな手段で、いくら費やし、精神面、健康面においてどのような異常をきたすか記録したドキュメンタリー。

日本人には、この服のサイズがイメージしにくいかもしれませんので、ちょっと説明します。
12号の下は10号、8号、6号、4号(サイズ0)、2号(サイズ00)
サイズ00というのはアメリカ式の呼び方で、Mrsベッカムやニコール・リッチーなどのやせすぎモデルや女優が着ているサイズ。

アメリカでは小学生からすでに、”やせる”ということにとても神経をすり減らしているといわれますね。ちなみに00は平均的な6歳児が着るサイズ。
大人ならばやせていても、サイズ6まで。それでも相当やせています。
日本人は、サイズ6がきっと7号くらいになるのかもしれません。
平均が9号である日本でも、やはり7号はやせていますよね。
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イギリスに住む二人のの女性。29歳と37歳。
服のサイズ12号。いずれもファッション・ジャーナリストという仕事を持ち賢そうないでたち。彼女たちはまず、雑誌に載ってるダイエットのやり方をいくつも試していきます。

どちらの女性も、まず、ものを食べないことからはじめます。その上に運動をします。
つまりはstarve themselves!自分自身を飢えさせていくのです。これ、どこかで聞き覚えがありませんか?

スープだけ。ジュースだけ。それに加えにExtremな運動量。
毎日考えられるのは食べ物のことだけ。

一人の女性はClonicも体験します。自然便通だけでなく、腸内にたまった便を人工的に出すのです。この方法は慢性便秘の方などには効果的(私は必要以上にはやはり勧めませんけど)ではあるにしろ、月に1度の施術が一般的で、体に害を及ぼさないといわれているところ、この女性は週に2度受けていました。

ダイエットが始まり、週が進むにつれ、仕事にも、ソーシャルライフにも、リレーションシップにも支障をきたしはじめます。

3大欲求のひとつといわれる”食欲”を抑えると、他二つの欲求も働かなくなるというのが明らかでした。よく眠れず、性欲もない。つまりは当然のことに体力がないわけです。

それでも思うように体重は減っていきません。
これが自然の摂理。体重を落としたいと思う人は、よく覚えておいてください。

やせるためには必ず食べなくてはいけません。
体を飢えさせている状態では、”生命器官”が自然と作用します。少しでも入ってくる栄養素を吸収し、外に出さないようにしようとするのです。そしてなるべく動かない、つまりは動けない状態になります。

人間はものを食べてそれをエネルギーに変えますね。運動すればそれが燃えていきます。燃やすものがなければ現状を維持することに努めるしかないのです。それを過ぎれば今度は自分自身を侵し始めます。栄養供給がなければ人間の体は働きません。すべての内蔵機能がストップし、死に至ります。

5週目には双方の女性の情緒不安定が顕著。
食べたい、でも食べることに罪悪感。すべての神経が食にいきます。そして、運動しないではいられない、水を一滴飲むことさえ恐怖を感じます。そして何を話しても涙が出てくる、といった状態です。

一人の女性には4週目でドクターストップがかかりました。Bulimia(過食症:急激に食べ急激に吐くを繰り返す精神的な病気)になる直前ということでした。もう一人の女性は何とか5週間やりぬき、なんと、00サイズのジーンズが入ってしまいました。

ドクターストップがかかってしまった女性も、5週間後には検診に行きドクターと会いましたが、どれくらい体重が減っているのか、BMI(ボディマス指数)がどれくらいかさえも聞きたくないと拒否します。すべての体験がトラウマになってしまったようです。

最後までやりぬき00サイズがフィットした女性は、00がフィットしたけれど、とても幸せな気持ちではない。病的な自分がとてもいやっと表現していました。

その後はやはり”リバウンド”がやってきます。今まで抑えていた欲求が一気に吹き出てしまったのでしょう。毎食のデザートにはケーキ、と元のサイズ12号に戻るのには時間がかからない、それどころか、それ以上のサイズになることも十分に考えられると医師にも助言されていました。

これは、これほど急激ではないにしても、誰もが経験し、そして誰もが成功しないダイエットです。

確実に体重を落とし、維持するにはまず、食生活と生活パターンの改善が必須。カロリーでなく、栄養をしっかり取り、適度に毎日運動をすることで、精神状態をおかしくすることなく、健康的に自然に緩やかなカーブを描きながら半年から1年できれいにやせていくのです。

そう。大事なことを書き忘れました。美容に関しても。29歳の方はまだしも、37歳の方の老け方はこの5週間で顕著!栄養を取らないということは、表にはこういった形で現れることも覚えておかなければなりませんね。

オーストラリアも、今から秋。日本も今から春ですね。
この季節の変わり目、体調を崩しがち。体調管理にはいつも以上に配慮が必要です。実は、秋・春は冬や夏を迎える準備に使うとてもいい時期で、ダイエットを始めるにはこの季節がベスト。2,3日のFasting(断食)やDetox(解毒)から始めるのには最良の季節。ダイエット今度こそは成功させる!という方、必ず専門家の指示の元行ってください。

もちろん、ナチュロパスの私も、相談に乗りますよ。
ナチュロパス・ナオミのダイエット指導は相当厳しいですが、守れば確実にやせます。そして、やせるだけでなく、きれいになります。期待してください。
まずは、水、飲んでください。

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シドニーの日本人ナチュロパス(自然療法士)



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